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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2004年7月31日 E-Mail版 No.21
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○8月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○今年も「石狩海岸クリーンアップ」に参加しました
○江別環境広場2004の総括とこれから
○パンダ募金に感謝状
○『パークゴルフの初夏』
○環境都市首脳シンポジウムのお知らせ
○初夏の富良野はラベンダーの香り 

 


 

☆ 8月からの予定 ☆
  8月22日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場;午前9時半集合]:申 
 
  9月19日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場;午前9時半集合]:申 
  引き続き例会
 [自然ふれあい交流館;午後1時半〜2時半]

 10月11日(体育の日)パンダ募金
 [札幌市円山動物園正門前集合;午前10時〜午後3時] 

 10月24日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場;午前9時半集合]:申 
 
※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
[自然観察会について]
 夏から秋の森林公園は花と実が真っ盛りです。虫除けの用意をしてご参加ください。参加無料。小雨決行ですが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。
・日時:8月22日(日)9月19日(日)10月24日(日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
             JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当、長靴、コンパス、メモ帳、長靴、雨具、歩きやすい服装、双眼鏡やカメラ(あれば)
 
[パンダ募金のお知らせ]
 恒例秋のパンダ募金を次の予定で行います。皆さん、多数ご参加下さい。人数さえ集まればまた正門と西門の2班に別れて募金を呼びかけます。小雨決行、順延無しです。
・ 場 所:札幌市円山動物園 正門前
・ 日 時:10月11日(体育の日)午前10時〜午後3時
・ 目 的:募金は世界の自然保護活動に役立てるためWWFJに送金します。


 

☆ 月例自然観察会報告in 野幌 ☆

・6月13日(日)天気:晴れ

 6月の観察会としてはやや早めの時期に実施したため、ちょうどランの真っ盛りを見ることができました。気温もそれほど高くなかったので、ヤブ蚊に悩まされずにランの花を写真に撮ってきました。

 先日の新聞にも載っていましたが、山菜採りのシーズンには野幌森林公園内で迷い人が出ます。本来、道立自然公園の中では植物採集でさえ禁止なのですが、知らない人が多すぎます。

 

・7月18日(日)天気:晴れ

 前日の雨もあがって蒸し暑いながらも夏らしい一日でした。

 森の中は、クロツグミの見事な歌声に満ちていましたし、花ではオオウバユリとアジサイが真っ盛りで、この季節にしてはヤブ蚊が少なくて楽しい観察会となりました。

 昨年見つけたオオヤマサギソウは、花の盛りを過ぎてしまいましたが、その時と同じ場所で発見することが出来ました。来年も見られると良いですね。

 

種   名

6月13日

7月18日

種   名

6月13日

7月18日

〔野鳥・動物〕

 

 

〔植物〕 夏

 

 

トビ

 

 

バイケイソウ

 

トラツグミ

 

ホオノキ

 

ツツドリ

 

トリカブト

 

カワラヒワ

 

ヒメヘビイチゴ

 

ハシブトガラ

ミズキ

 

カッコウ

ズダヤクシュ

ゴジュウカラ

 

エンレイソウ

 

クロツグミ

オオウバユリ

アカゲラ

 

コケイラン

 

キジバト

 

サイハイラン

 

ウグイス

トケンラン

 

ルリビタキ

 

ツボスミレ

 

アオジ

エゾアジサイ

キビタキ

オオハナウド

 

センダイムシクイ

 

コウリンタンポポ

 

アオバト

 

オオヤマサギソウ

 

オオルリ

 

エンレイソウ

 

モズ

 

クルマユリ

 

アカハラ

 

ミヤマナルコユリ

 

エゾシロチョウ

 

ユキザサ

花終わり

 

エゾハルゼミ

 

ヤマグワ

 

黒実

〔植物〕 夏

 

 

イケマ

 

キツリフネ

 

メマツヨイグサ

 

タチギボウシ

 

トモエソウ

 

ヒメオドリコソウ

 

花終わり

オオアマドコロ

花終わり

緑実

エゾアジサイ

 

マイヅルソウ

 

イワガラミ

 

コウライテンナンショウ

緑実

 

☆ 今年も「石狩海岸クリーンアップ」に参加しました ☆

長屋貞夫

 去る6月5日に『石狩の海岸を美しくする会』が主催する環境美化活動にパンダクラブ北海道から4人が参加しました。昨年の厚田海岸に引き続き、今年は浜益の川下海水浴場でした。

 到着後、退屈な挨拶のあとで早速海岸に出て、配布されたゴミ袋に火ばさみを使ってゴミを回収していきました。第一印象としては「思っていたよりゴミが少ないな」と感じました。札幌からの距離が遠い浜益には、それほど多くの海水浴客が来ないのかも知れないなと思いました。

 しかし「海水浴シーズンを前に、砂を大量に敷きつめてのでゴミはその砂の下に隠れている。」と説明があったとのことでした。もしかすると海水浴場では毎年こんなことをしているのではと考えました。これでは、せっかく遠路はるばるやって来た甲斐がないというものです。

 それでも、砂に埋まっていた燃えないゴミ(浜益町のゴミの分別では『燃やせないゴミ』と『燃えないゴミ』の2種類があり区別が難しい)が、私一人でも2袋半ほど回収できました。

 今回の参加者約100人には、それほどの重労働ではなかったでしょうが、この人達はもう海岸でゴミを捨てるようなことはしなくなるだろうなと、この行事の意義を納得しました。

 次回は今年8月28日(土)に石狩浜海水浴場で実施します。きっと、海水浴シーズンが終わった直後でもあり、沢山のゴミが回収できると思います。どしどし参加しましょう。

 

☆ 江別環境広場2004の総括とこれから ☆

 去る6月19日〜20日に「江別環境広場2004」が野幌公民館で行われました。

 パンダクラブ北海道は、今年も写真展示を行いました。今回は『北海道の自然』という表題で小林義郎さんの写真をお借りしました。会場が狭くなったこともあり枚数は10枚と少なめでしたが、デジタルプリントとは思えぬ鮮明さと色調に、来場者も感動していました。「えとぴりか」のバックナンバーとともに置いた募金箱に216円の募金がありました。10月の募金の時に集まった募金と合わせてWWFへ送金します。

 今年で第14回目の江別環境広場ですが、今年から「えべつ地球温暖化対策地域協議会」が主催しました。二酸化炭素などの温室効果ガスが原因となって、私たちの住む地球が急激に温暖化しています。その対策として私たちに何ができるかを考えるために、今年2月22日に江別に住む市民や団体が集まって出来ました。

 今年の環境広場でも地球温暖化対策に関連して、風力発電機を組み立てて自然の力を感じたり太陽電池パネルの効果を体験する「自然エネルギー体験教室」や、実際に林に入っていって木の種類や大きさを調べ、木の葉が吸収する二酸化炭素について考える「子どもエコ教室:木と仲良しになろう」など沢山の行事がありました。

 メインイベントの映画「アレクセイと泉」の中でも、『私たち人間はこの地球環境に生かされている』ということをメインテーマに感じました。そして、『命とは何か』『生きる目的とは何か』を深く考えさせられました。

 「水の星」地球に生まれ育まれている私たちは、この足もとの地球を守ることが自分達の生命を守ることに繋がっています。この映画から地球の偉大さを感じました。

 最後の行事である「お座敷エコトーク」にも参加しました。

 ところで、皆さんは「2020年 農業が輝く」という本をもうお読みになりましたか。この本は道立農業試験場の元場長で、現在は深川の拓殖短期大学の教授をしている相馬暁さんというテレビやラジオでも大活躍の先生が書かれました。

 その中で先生は「クリーン農業の実践と地産地消により、北海道農業の未来を明るくしよう」と言っています。これまでの日本の農業政策は、規模拡大により国際競争力を高めようという方向で、機械化と省力化が進められた結果、農産物価格は安くなったと同時に借金も膨らんだため、儲からない農業になりました。

これからは「農家自身が農産物の付加価値を高めることで、輝く未来が開ける」というのです。収穫物のままで1万円のものも、加工することで3万円になり、自ら販売することで16倍の付加価値が生まれる例もあります。

 例えば地元の農産物を、その土地の人に食べてもらえば、余計なポストハーベスト農薬や食品添加物は必要なくなり、クリーンで美味しい食品が出来ます。

 そのようなテーマは、この環境広場のめざす過ごしやすい江別や、健やかな生活環境に通じるものと感じました。当日試食した食材は、江別市とその近郊でとれた原材料から出来たものばかりです。中でも「江別小麦めん」については、江別製粉(株)の営業部長佐久間さんに、その開発経過をお話しいただき、江別の農産物とその加工品を日本の名物にしたいという意欲を感じました。

○◎ パンダ募金に感謝状 ◎○

 先日 WWFJapanから、これまでWWFを支援していることに対して感謝状が届きました。

「貴団体は当財団の自然保護活動に対し深いご理解を示され長年にわたり札幌円山動物園において年二回も募金活動を展開するなど当財団を支援するために多大の貢献をされました」とのこと。

私たちパンダクラブ北海道として、ずっとこれからも募金活動を続けていく上で励みになることと思います。会員の皆さん、これまでご苦労様でした。これからもがんばりましょう。

そしてWWFJ会長の大内様、有り難うございました。

 

☆ 『パークゴルフの初夏』 ☆

長屋英子

 シーズネット(新時代を創る高齢者のネットワーク)という団体に加入している私ども夫婦が「シーズネット夫婦の集い」で7月19日石狩管内新篠津村に行ってきました。

 始めて行く村で、これもほとんど初めてのパークゴルフを高齢夫婦が、何とか18ホールを回ってきました。

 10名が3つのグループに分かれ、私たちは指導者と3名が1番に回ることになりました。初めは何度もボールを打って、やっとホールに入れました。そのうち2番で回る人たちが、私たちを待っていることに気が付き、焦れば焦るほど上手くいきません。

 ホールが平らな所はいいのですが、芝生のこんもりした上にあるホールは、向こう側までボールが行ってしまいあわてました。でも指導よろしく、一度はもう少々でホールインワンという時もあり、皆の拍手をもらいました。

 石狩川から心地よい涼風が時々吹いてきて、後半の疲れも何とか乗り切りました。

 昼食は世話人のお宅の手作りのお庭を拝見し、東屋にセットされたバーベキュー卓を囲んでの、ジンギスカンパーティで舌つづみを打ちました。私どもの指導者の奥さんから「よく全部回られましたね」と言われたので、「指導者が、手取り足取り良く教えて下さいましたので…」と少しオーバーに話すと、奥さん「今日は家に帰ったら、ケンカだわね。」と言いつつ、他の人も「奥さんにはさっぱり教えてくれないってねぇ…」と皆で大笑いとなりました。

 友人達の中には、パークゴルフにはまった人が何人かいるが、一度の経験で私自身がはまるかどうかは、未知数というところです。

 

☆ 環境都市首脳シンポジウムのお知らせ ☆

 世界の環境先進都市は、地球温暖化防止に向けてどんな取組みをしているのでしょう?あまり知られていませんが、米国のポートランド市やサンタモニカ市、韓国のテグ市では、率先した取り組みを進めています。めったにない貴重なチャンスです。多くの方々の参加をお待ちしています!

[日時]8月6日(金)13:30開場、14:00〜16:30

[場所]札幌コンベンションセンター特別会議場(札幌市白石区東札幌6条1丁目1−1)

[内容]

 □テーマ「世界各都市の地球温暖化防止施策について」

 □パネリスト

 米国ポートランド市 副市長 Mr. Dan Saltzman

 米国サンタモニカ市 議員 Ms. Pam O'Connor

 韓国テグ市 副市長 Mr. Bum-il Kim

 札幌市 市長 上田文雄

[対象・定員] どなたでもご参加ください(250人程度)[参加費] 無料

[申し込み方法] 電話、ファックス、または電子メール ※申し込みの際には、お名前とご連絡先をお伝えください。

[申し込み・問い合わせ先] 札幌市役所 環境局推進課 早瀬、山田

 tel 011-211-2877 fax 011-218-5108 E-mail:kan.suishin@city.sapporo.jp

[主催] 札幌市・イクレイ日本

 

☆ 初夏の富良野はラベンダーの香り ☆

撰藻 匡樹

 ポカポカとした初夏の陽気に誘われるかのように、無性にどこかへ行きたくなってしまいます。7月も半ば、そろそろ富良野のラベンダーは良い時期だろうと、薄紫色の絨毯に思いを馳せ、ふらっと出かけてきました。

 さてさて、お目当てのラベンダーは・・・。見事に満開です。ちょっと早いかなと思っていたのですが、ちょうど見頃でした。訪れたラベンダー園はそれほど混んでおらず、ゆっくりと見ることができました。ラベンダーの香りで心身ともにリラックスできた一日でした。

 

== 編集後記 ============================================

◇先日「水俣・札幌展」を見に行きました。現在では考えられない
 ことですが、街ぐるみで、この犯罪を隠そうとした事実に驚きまし
 た。ただ、今でも日本人の心には大勢に従う事なかれ主義が存
 在しないでしょうか。

                                 [N.S.]
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 えとぴりか E-Mail版 No.21(通算No.182)
  発行:パンダクラブ北海道 2004年7月31日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 隆夫 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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