南幌町ゴルフ場問題(その2)        1997.5.23作成 

                     江別きれいな風の会(文責:岡崎朱実)

 内容

 (1)江別市議会への請願について

 (2)南幌リゾート公社の経営主体について

(1)江別市議会への請願について

  江別きれいな風の会では、次のような請願を3月26日に江別市議会に提出しています 。

 1、江別市民の水道水源に影響を与える恐れのある南幌リゾート公社によるゴルフ場計画は、江別市として容認しないでください。

 2、北海道に対して、「千歳川水系の水質保全及び水質監視についての取り組みを一層強化し、ゴルフ場については水系内の総量規制を実施するよう」要望意見書を提出してください。

  この請願に関して、過去4回の委員会が開かれました。以下に、討論が行われた5月8日の江別市議会厚生常任委員会で傍聴した内容を報告します。また、委員会は、5月28日(水)に結審となります。

   前回(4月20日)の委員会で請求されていた資料について、説明が行われました。

    江別市議会事務局の次長と主査が、南幌町に行って、資料をもらい、説明を聞いてきたそうです。以下、その概要です。

   ・町の活性化方策として、1)リゾートタウン構想、2)工業団地の拡張、               3)夕張太の住環境整備     があり、1)の中に、温泉周辺に、親水公園(道営事業)、ゴルフ場、     コンドミニアム、植樹公園の計画がある。これは当初計画と変わっていない。

   ・主体である(株)南幌リゾート公社の枠組みは変わっていない。

   ・ゴルフ場の排水計画。排水は、コース内に数カ所ある調整池に貯められた後、13番ホール角から、幌向運河に排出される。増水時は、幌向運河排水機場でポンプアップして、直接千歳川に流す。

   ・図面については、各議員には渡せない。(理由:現在進行中の計画、企業の秘密 にかかわる)

   ・無農薬管理については、2グリーン方式を採用。1つは、雪ぐされに耐性を持つ芝とし、交互に使用する。

 (質疑等)

  (三上)ミサワが撤退したのは、銀行の融資が得られないとわかったからだ。

     無農薬管理は、コストがかかりすぎるので、収益を挙げるのは難しいと

     銀行が判断したようだ。

  (仲川)無農薬は、現実的に可能か?

    (水道部長)それが、一番心配しているところだ。協議の際に、他の事例

         の調査の提出を求めるなど、確認しなければならないと考えてい

         る。今のところ、協議自体ない。

  (仲川)無農薬の担保性はどうなるか?

    (水道部長)道の許可条件は、将来、農薬が使用できるととるか、審議を

         経なければいけないとたがをはめたと取るか、解釈の問題となる。

         南幌に対して、担保性の確認をしなければならない。

  (仲川)既存のゴルフ場、水田などがあって、(条件はよくないのに)、

     現在の水質は、基準をクリアーしている。南幌が加わることで、施設の

     浄化能力を 超えることになるのか?

    (浄水場長)高度浄水処理は、かなり能力があるので、十分対応できる。

         しかし、水源のすぐ近くにできるものとして、大反対だ。

  (仲川)少しでも危険性のあるものは、排除するのか、この程度ならよしと

     するのか 判断しなければならない。

  (三上)確かに、農薬は農業に使われるものの方が多いかも知れない。

     しかし、ゴルフ場の農薬の毒性は、農業者の使うものとは違い、高い。

     今まで、南幌、北広島に対して、反対の立場を言ってきたし、長沼に対

     しても、厳しい基準の協定を結ん だ。水源にいかに負荷をかけないか、

     負荷を軽減するか、ということも、市民サービスの一つではないか?

     経営主体は、6月に株主総会を経ると聞く。事前協議からの期限は、

     7/18。ぎりぎりになって話が来て、資料提出の要求とか、間に合うのか?

    (水道部長)南幌町からは、平成2年から、ゴルフ場の計画が出されて

         いる。江別市としては「農薬使用のゴルフ場は認められない。」

         との論議になり、南幌町が、無農薬に変更したという経緯から、

         頭から「ノー」とは言えない。話を聞いて、充分に対応していく。

         本当に無農薬で行けるのか、農薬使用なら造成の仕方も全然違う

         ので、その点についても聞かな ければならない。また、道内の

         無農薬ゴルフ場についても把握していかなければならない。

         期限は、向こうのもの。こちらは、時間をかけて行く。

 (三上)先程言ったように、無農薬では収益性が悪い。無農薬は方便ではないか、

     と思える。市民に安心してもらえる、水道部の判断を期待する。

 (赤坂)水源保全調査報告の審査の過程では、江別に相談がない。無農薬に関

    する協定の内容には、どんなことが考えられるか?  

    (浄水場長)絶対に農薬は使わせない。使う場合は、営業停止。

 (赤坂)営業停止の権限は、江別市にはないので、協定作りは、難しい。農薬

    使用の要件を入れるのが、そもそもおかしい気もする。例えば、放流口を、

    取水口の下流に持ってくるとか、下水処理場につなぐとかできないか。

    (水道部長)不履行の場合の要項は入れる。

 (小玉)無農薬で押して行くんだ、という風にとらえた。江別の方からも、条件

    づけしていってほしい。

    (水道部長)水源への影響は考えられるので、条件付け等も考えていく。

 (伊藤)浄水処理の許容量は充分あるとのことだが?

    (浄水場長)大丈夫なように処理するということだ。

 (伊藤)水源の直近のゴルフ場については、なぜ反対なのか?

    (場長)万一の場合に、(近すぎて、対応する)時間がない。

 (伊藤)請願には、ゴルフ場の総量規制もあるが。

    (部長)「要綱」があるというのが、道の考え方。ゴルフ場だけに

        ついては難しい。河川に対する負荷にはいろいろなものが

        ある。全体を視野に入れた取り組みへの答申も最近出ている。

        ゴルフ場だけの総量規制では、片手落ちだ。

 (2)南幌リゾート公社の経営主体について

     4月中は連絡先がなかった南幌リゾート公社ですが、株の譲渡が終わり、連絡先もできました。経営主体は「テスコン」という東京に本社のある会社です。南幌リゾート公社も、テスコンの北海道営業所にあり、公社の代表取締役は、所長でもあり ます。テスコンはプリント基板の実装機器と検査機器を製造しています。 代表取締役のお話によると、ゴルフ場の計画は「南幌町長の熱意に打たれて、」「南幌町の活性化のお手伝いをするものだということでした。また、パブリック制、ノーキャディー、18ホールナイター設備等については、検討し変更もあるという事でした。また、コンドミニアムについては、今のところ、代表取締役は、話を聞いていないそうです。                            (文責:岡崎)

        連絡先: 江別市文京台南町56-3 岡崎 朱実

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