 オランダの長距離血統で有名なスケルケンス系は、多くの血をホールマン(源鳩ダックスディフ：ホルスティン×ウォータードヴィン)から受け継ぎ、古いデルバール(ブレインスワレン)を異血に作られています。 日本において、ホールマン系で有名な血統は、ファンスピタールとイングリバン鳩舎（共に殆どがホールマン系）から鳩を導入して一世を風靡したＭ・ローセンスがいます。ローセンスと言えば中距離で総合優勝と言う印象が強いのですが、バルセロナＮ１０００ｋにおいても長年のアベレージによる賞を取り続けていました。これは、ホールマン系の長距離の血によるものでの成果です。 ジェフ・スケルケンスはピートとジェラードの２人の息子が居て、ピートは数マイル離れた所に鳩舎を構え、ジェラートはジェフのパートナーとしてスケルケンス鳩舎を支えました。 ピート・スケルケンス鳩舎は、ジェフが長年かけてホールマン系から作り上げた長距離系を受け継ぎ今でも素晴らしい成績を上げています。ジェフの時代の源鳩は、「オカナ」でその直系は、サンバンサンＮ１０００ｋ総合優勝：柴崎鳩舎所有の「ズワルトサンバンサン」、ポーＮ１０００ｋ総合優勝の「ハーキュリー」が有名です。オカナの直系は、日本でも優勝・入賞が多数出ております。 ピートの最近の代表チャンピオンは、「ブルーブラック NL96-9661090」： ペルピウニャンＮ 8.627羽中２位、ＩＮ25.471 羽中６位・バルセロナＮ 8.140 羽中２７位、ＩＮ28.095羽中３７位と「ドンカーアドール NL98-9830426」：モン・マルサンＮ13.636羽中９７位・サンバンサンＮ17.889 羽中１４位が有名です。 ブルーブラックの直仔には、「マキシマン NL00-0029761」がいてボルドーＺＮＢ5.819羽中優勝・２００２年ゴールデンクラック賞長距離第１位になっております。 ０４年暮れに、ピート・スケルケンス鳩舎が誇る、上記代表チャンピオン：ブルーブッラク直仔（ブラックボーイ）とドンカーアドール直仔（アドールボーイ）の２羽をレートバード（遅っ仔のヒナ）で導入致しました。 この２羽を旨く交配して大橋スケルケンス系と云われるような長距離ラインを作り上げようと思っています。 ０９年直江津グランプリ７００ｋで、アドールチェ３１（アドールボーイ×レスカクィーン娘）の娘が総合７位、０９年東舞鶴グランドナショナル１０００ｋでブラックボーイ×アドールレスカ（アドールボーイ×レスカクィーン娘）が総合１２位に入りました。当初から感じていた、長距離克服能力の高さを発揮しての入賞です。 １０年にはブラックボーイとアドールボーイの近親から直江津グランプリ７００ｋでＧＰイレブンが総合１１位、ＧＰエイティーンが総合１８位となりました。また、アドールボーイの孫が協会：シルバーエクセレントピジョン賞を獲得しました。 の １１年には九州地区の中距離レースで、ブラックボーイ：孫＝４００ｋ優勝／１，４１３羽中総合優勝しています。 １３年にはグランプリ９００ｋでブラックボーイ：近親が北海道北部連盟１２９羽中総合８位に入賞しています。 １４年にはアドールボーイの孫が、関東地区の長距離レース＝東日本ＣＨ１０００ｋでＦ地区総合２１位に入りました。 １５年にはブラックボーイの孫が、北海道北部のＧＮ１０００ｋで連合会４位／総合４８位、ひ孫が連合会優勝／総合７位に入りました。また、他の連合会ですがブラックボーイひ孫がＧＮ１０００ｋ優勝／総合１９位になっています。 ＊全国どこでも大橋スケルケンス系は飛んでいます。  ピート・スケルケンスからのサイン |
