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一昔前はあまり飛べないヒナ（生後４０日〜４５日）を鳩舎の外に出しトラップから入舎させて馴致していましたが、最近は、カラスや猛禽類の被害が大きく馴致が非常に難しくなってきました。対応方法は初の舎外を生後６０日〜７０日経ってから行うようにする事です。６０日以上経っているとカラスより飛ぶのが早くなっていますので不意を突かれない限り捕られませんし、初舎外から固まって飛ぶのも、遠征に行くのも非常に早いので猛禽にも強い感じです。この方法の唯一の欠点は、初舎外でブッ飛んでしまい失踪する危険性があるということです。６０日以上経っているヒナは、かなりの遠くまで飛んでも帰還しようと鳩舎を探しますが鳩舎の周りを完全に覚えていないと探し出せず帰還する事ができません。 そこで、私は３６０度見渡すことのできる展望台を製作して初舎外の前に何回か鳩舎の周りを覚えさせる訓練をしています。この展望台は、入舎トラップと一体になっていますので入舎の訓練も同時にできますので非常に便利です。展望台の構造が分かるように写真を掲載しましたが、展望台にはノック式の戸を付けていて、開くと外から展望台と入舎トラップに入ることができて、戸を閉めると展望台から外には出ることができません。しかし、この戸を閉めていてもトラップから鳩舎に入ることができます。 写真１と写真２は、ノック式の戸を開けている時です。写真３と写真４はノック式の戸を閉めているところです。 |
